『クリステル』VS『十得鍋』徹底比較!両方を使いこむ主婦がおすすめのステンレス多層鍋をレビュー
台所の住人、なばなです。
買ったときはよかったはずのお鍋、コーティングが剥がれてきてガッカリ。
数年おきに買い替えの繰り返し・・・なんてことありませんか?
ステンレス鍋ならそんな心配もありません。
使い方のちょっとしたコツさえ押さえれば、安心して長く使い続けられます。
長い目で見たらお得だよ!
そんなステンレス鍋の中でもすぐれた収納性で人気の『クリステル』と『十得鍋』。
どちらもステンレスが層になっているので(ステンレス多層鍋)熱効率も抜群です。
両方を使う自分の目線で比較してみました。
どちらにしようか迷っている方、ぜひ参考にしてみてください。
わが家では
- 『クリステル(グラフィット)』14cmと
- 宮崎製作所の『十得鍋』セット(16,18,20cm)
を毎日のようにフル活用しています。
夫と二人暮らし、二口(ふたくち)ガスコンロを使用しています。
『クリステル』には主に
- 『グラフィット』と
- 『L エル』
のシリーズがあります。
現在私が使用している定番品『グラフィット』の情報を中心にお伝えします。
- 価格は高くても気分のアガるオシャレなキッチン用品を使いたい
- 食洗器で気にせずガシャガシャ洗いたい
- やっぱりコスパは重視
- 無期限保証が安心
- 選ぶならメイドインジャパン
『クリステル』と『十得鍋』比較一覧
クリステル | 十得鍋 | |
製造元 | フランス | 日本 (新潟県燕市) |
主なラインナップ | 『グラフィット』 『L エル』 | 1種類 |
価格 | 高め | 手頃 |
食洗器 | 使える | おすすめしない |
ハンドルのお手入れ | 洗える | 洗えない |
共通ふた | なし | 16,18,20cm共通ふたあり |
各サイズふたの収納 | 重ねて収納できる | 重ねて収納できない |
デザイン | スタイリッシュ | ぽってり愛らしい |
アフターサービス | 10年保証 | 無期限保証 |
さらに詳しく | 詳細を見る | 詳細を見る |
『クリステル』と『十得鍋』の違い
製造元について
フランス生まれのクリステルはオシャレで機能的
フランスらしいスタイリッシュなオシャレさを取るなら『クリステル』。
ステンレス製品専業メーカーのCristel社で作られています。
持ってるだけで気分は料理上級者!
人気の料理研究家さんもよく使ってますね。
1986年発売です。
やっぱり安心!メイドインジャパンの十得鍋
日本製の安心感を取るなら『十得鍋』。
2000年に発売されました。
新潟県燕市で生まれたメイドインジャパン。
燕三条といえば世界に知られる金物の街!
※新潟県の燕市と三条市を合わせて燕三条エリアと呼ばれています
宮崎製作所さんの作る調理器具は世界中のシェフに愛されているんですよ。
価格について:コスパなら『十得鍋』
コスパ重視なら『十得鍋』一択。
『クリステル』と『十得鍋』、それぞれ代表的なセットと単品を比較してみました。
代表的なセットの値段の比較
販売店にもよりますが、『クリステル』は鍋2つと他の付属品あわせて5万円近くになります。
『十得鍋』は鍋3つと付属品で約2万円です。
『クリステル・グラフィット』のスターターキット 公式サイト価格 49,500円(税込み)
- グラフィット深鍋2個(16cm・20cm)
- クッキングバスケット(深鍋20cm用)
- クッキングプレート
- ハンドル
※クッキングプレートはクッキングバスケットといっしょに蒸し物に使ったり、単独で落としぶたに使ったりします
宮崎製作所の『十得鍋』セット 公式サイト価格 27,500円(税込み)
- 鍋3個 (16cm・18cm・20cm)
- 兼用蓋
- ハンドル
18cm鍋(ふた共)単品での比較
同じ18cm鍋を単品でふたと共に購入した場合を比べてみました。
『クリステル』は2万円台、『十得鍋』は1万円以内に収まります。
コスパで比べるなら『十得鍋』一択ですね。
『クリステル(グラフィット)』は本体とふたのセット売りです
『クリステル』の18cmふた込み)公式サイト価格 22,000円(税込み)
『十得鍋』は個別に購入する場合、本体とふたは別売りになります。
『十得鍋』本体18cm単品 公式サイト価格 7,700円(税込み)
『十得鍋』フタ18cm単品 公式サイト価格 1,870円(税込み)
※ 実際には3サイズのセット購入の方がお得です
食洗器で洗うなら『クリステル』
『クリステル』は食洗器OK!
食器洗い機にかけることもできます
出典:チェリーテラス
『十得鍋』は食洗器はおすすめできない。
食器洗浄乾燥機で洗えますか。
製品の寿命に影響が生じることが考えられますので、避けてください。プラスチック部分については、劣化を早める恐れがありますのでご注意ください。
出典:Miyaco宮崎製作所Q&A
ハンドルについて
『クリステル』のハンドルはシンプルで水洗いOK
作りがシンプルで普通に水洗いできるのは『クリステル』のハンドル。
片手で簡単に取り付けできます。
ハンドルの金属部が熱くなるので、加熱中はなるべく取り外して使います。
ふたもオール金属なので熱くなります。
ハンドルを使って外せます。
大きなお鍋にはグリップがあるといいですね。
『十得鍋』のハンドルは安定感があるけど水洗いNG
以前は取り付けに両手が必要だった『十得鍋』のハンドル。
2019年9月にリニューアルされてワンタッチで片手脱着できるようになりました。
安定感もかなりアップ!
ハンドルに直接火がかからないようにして使います。
私は加熱中はなるべくハンドルは付けないようにしています。
十得鍋 Newハンドル
- 片手で脱着できるので扱いやすい
- 取り付け時の手ごたえがあるので安心
- グリップが太くなって安定感アップ
- しかし、洗えない(汚れたら拭く)
『クリステル』のふたは逆さにちょい置きできる
『十得鍋セット』の共通ふたは確かに便利。ただアツアツの鍋ぶたをどこに置こうか一瞬ちょっと迷います。
- 共通ふたはない
- 収納時に重ねられる。
- ひっくり返せばちょい置きも安定。
- セットに付いているのは3サイズ共通ふた
- 各サイズのふたは重ねられない
- ちょい置きしにくい
『クリステル(グラフィット)』のふた
ふたを持ち上げたとき水滴が流れ落ちないものいいんです♡
ひっくり返しても安定するので、トレイのようにも使えます。
『十得鍋セット』の共通ふた
私はまだ持っていませんが、サイズごとの別売りのふたはこんな感じです。
本体の構造:『十得鍋』には継ぎ目がない!
こちらはクリステルの裏側。鍋本体に継ぎ目があります。
かといって特に汚れがたまることもないし、これまで10年以上グラつきなどを感じたこともありません。
『十得鍋』の継ぎ目のなさはオドロキです!汚れが溜まることなく清潔に使えますね。
どこにも汚れが溜まりようがないのがすごい!
オシャレなのはやっぱり『クリステル』でしょ
これには好みもありますが・・・
『クリステル』はスタイリッシュで都会的、『十得鍋』はぽってりと愛らしく庶民的な雰囲気かな。
重さはあまり変わらない
個人的な使用感ではあまり大きな違いはないように思います。
数字で比べても大きく変わらない印象です。
『クリステル』の重さ
クリステル(グラフィット) | ふた込みの重さ | |
16cm(1.6L) | 930g | 詳細を見る |
18cm(2.1L) | 1,200g | 詳細を見る |
20cm(3.0L) | 1,330g | 詳細を見る |
出典:楽天TOOL&MEAL
『十得鍋』の重さ
スクロールできます
サイズ | 本体の重さ | ふたの重さ | 専用ふた込みの重さ | |
16cm(1.6L) | 610g | 320g | 930g | 詳細を見る |
18cm(2.3L) | 790g | 380g | 1,170g | 詳細を見る |
20cm(3.1L) | 950g | 450g | 1,400g | 詳細を見る |
460g | 詳細を見る |
出典:楽天テルショップ・ジャパン
『クリステル(グラフィット)』と『十得鍋』の共通点
抜群の熱効率でとってもエコ
効率よく熱を回してくれるので、小さな火力で力を発揮してくれます。
無水・無油・余熱調理・弱火調理ができて、つまりとってもエコ。
煮物などはふたをして短時間煮立てた後、放置しておくと中まで火が通っているのでとっても光熱費の節約になります。
- 少ない水、少ない油で調理できる
- 普通の鍋よりうんと弱い火力で調理できる
- 保温性がとても高いので余熱で食材に火が通る
『クリステル』『十得鍋』の構造は正確に言うと少し違います。
わが家はガスコンロで使っていますが、熱効率の良さではどちらもあまり変わらないように思います。
- 鍋底のみ3層構造 「ステンレス~アルミニウム~ステンレス」
- 側面はステンレス
- 全面3層構造 「ステンレス~アルミニウム~ステンレス」
『クリステル』『十得鍋』使い方の共通ポイント
使い方にちょっとしたコツがあります。
ちょっと面倒に思うかもしれませんが、慣れてしまえばそれこそ一生モノ。
最初は説明書をよく読んでくださいね。
予熱をしっかりするのがポイントです。
焼く、炒めるといった調理には中火で水滴を落とすと小さな玉になってコロコロ走り回るくらいになればOK
慣れれば手放せなくなるよ!
耐久性に優れた一生モノ
わが家では『クリステル』は約10年、『十得鍋』はまだ1年の使用ですが、どちらも不具合はありません。
『十得鍋』は2019年9月より10年保証から期限なしの無期限保証に変更されました。
『クリステル』も保証期間が過ぎた製品でも、可能であれば既定の料金で調整してもらえます。
- 鍋、ステンレス製ふたは10年保証
- 鍋本体、ふたは保証期間なしの無期限アフターケア
入れ子式で省スペース収納できる
どちらも一番大きなサイズのお鍋の中にすべて収納できます。
小さなキッチンでもスッキリ片付くのは助かります。
コンパクトに収納できるってウレシイ!
『クリステル』
『十得鍋』
オール熱源対応
- ガス IH 電気コンロ、オーブン調理も可能(ハンドル、樹脂部分は不可)
- オーブンでケーキ型としても利用できる
※電子レンジは不可
引っ越しが多くてもどこへでも連れていけるね!
脱着できるハンドルは鍋の内側に入らず衛生的
『クリステル』『十得鍋』共に鍋の外側でハンドルを取り付けるので衛生的に使えますね。
それぞれの違いについては上記でご説明した通りです。
汚れが落ちやすくてずっとキレイ
たいていの汚れはどちらも普通の洗剤とスポンジでつるんと汚れが落とせます。
少々のこびりつきは、お湯を沸かしたり、メラミンスポンジでこすったりするときれいに落ちます。
参考:『クリステル』の『Lエル』シリーズって?
『クリステル』の新しいデザインのシリーズです。
使用したことはありませんが、『グラフィット』との違いを含めて簡単にご紹介します。
- 底の作りが『グラフィット』はすぼんでいるのに対し『Lエル』は寸胴で底面積が広くなっている。
- そのためIH調理器の場合は熱効率が勝る
- 底面積が広い分、『グラフィット』より重い
- 別売りのガラス蓋はプレート状で薄く、極限まで収納性にこだわっている
- 値段は『グラフィット』よりもさらに高い設定
- 『グラフィット』は艶やかな鏡面加工なのに対し、『Lエル』はマットな仕上げ
もっと詳しく知りたい方はこちらをどうぞ
『クリステル(グラフィット)』『十得鍋』の比較まとめ
ここで最後にもう一度、比較でおさらいします。
- 価格は高くても気分のアガるオシャレなキッチン用品を使いたい
- 食洗器で気にせずガシャガシャ洗いたい
- やっぱりコスパは重視
- 無期限保証が安心
- 選ぶならメイドインジャパン
クリステル | 十得鍋 | |
製造元 | フランス | 日本 (新潟県燕市) |
主なラインナップ | 『グラフィット』 『L エル』 | 1種類 |
価格 | 高め | 手頃 |
食洗器 | 使える | おすすめしない |
ハンドルのお手入れ | 洗える | 洗えない |
共通ふた | なし | 16,18,20cm共通ふたあり |
各サイズふたの収納 | 重ねて収納できる | 重ねて収納できない |
デザイン | スタイリッシュ | ぽってり愛らしい |
アフターサービス | 10年保証 | 無期限保証 |
さらに詳しく | 詳細を見る | 詳細を見る |
わが家ではクリステル1つと十得鍋セットの3つ、合わせて4つの鍋がフル回転しています。
どちらも信頼置けるブランドで、欲しいパーツを買い足したりしながら長く付き合っていけるのがいいですね。
一生モノのお鍋選びの参考になりますように・・・。
わが家では小さめの食洗器を使っています。
クリステル(14cm)はスペースがあれば食洗器で洗っています。